本当にダイヤモンドは価値が高いのか?

本当にダイヤモンドは価値が高いのか?

ダイヤモンドという鉱物は
ご存知の通りとても希少性の高いものであります。

その希少性という価値観は
絶対量の乏しさに由来しているのですが、

実を言うと、
ダイヤモンド自体の採掘量はそんなに少なくはないのです。

ダイヤモンドにも、卵がサイズによって分類されるように
大まかに分類することができる指標というものが存在します。

原石の時点では、

カラーグレードと
クラリティーグレード

と呼ばれる2つの指標で選別されていきます。

カラーグレードは読んで字のごとく
ダイヤモンドの色に関する指標です。

ダイヤモンドの色は無色透明なほど
希少性があるとされているため

ピンクなどの特殊な色の着いたカラーダイヤでなければ、
色の着いたものよりも無色透明なものが高く取引されます。

クラリティーグレードでは、
不純物の内容量を基準とした指標です。

不純物の少ないものほど価値が高いとされています。

では、色の着いた、不純物の多いダイヤモンドは
一体どうなってしまうのでしょうか?

それらは、例えばグレードの高い
他のダイヤモンドを研磨する際や

硬い金属などの素材を切断する際に使用される
工業用カッターの素材などに使われるのです。

また、このようなグレードの低いダイヤモンドは
今では人工技術でも生産が可能ということもあり

非常に安価な値打ちで市場に出回っています。

【美しいダイヤモンドは奇跡的】

美しい宝石と呼ばれるような
ジュエリーで使用されるダイヤモンドは

ダイヤモンド全体の
ほんの一握り程度のものにしか当てはまりません。

上記の通り、低等級のダイヤモンドのほとんどは
工業用に流通してしまうのが現実です。

しかし、だからこそ、宝石として美しいダイヤモンドは
改めて希少であると言うことができます。

ダイヤモンド全体のほんの一握り、
それをカッターの方々が素晴らしい技術で
一つの宝石として完成させ、

私たちの元へと届きます。

採掘から考えれば、
本当にたくさんの人がそこに関わり

そして、それがあなたの手に収まる頃には、
世界でたった一つだけのダイヤモンドとして完成されているのです。

それがどれだけ運命的なことであるでしょうか?

あるダイヤモンドを
いつの時代にできたものであるか計測した際、

それがおよそ45億年前のものであると判明したそうです。

そんな太古の時代から、
ダイヤモンドはあなたを待っていたのだと考えると、、、

とても神秘的な気分にはなりませんか?

ダイヤモンドは
百数十kmもの地球の深部で

およそ6万気圧、
2,000 度にも達する高圧高温下で

さまざまな条件がそろったために出来たといわれています。

また、ごくまれに地球に衝突した隕石が
瞬間的にダイヤモンドをつくり出すことがあります。

ダイヤモンドは、地球内部のマントルの運動によって、
地下百数十kmの深さで結晶したといわれます。

このダイヤモンド原石は
数億年前の火山活動によって、

周囲の岩石を取り込みながら
噴火するマグマの中に含まれ地表に噴出しました。

冷えたマグマは、ダイヤモンド原石を含んだ
『キンバーライト』と呼ばれる岩石になります。

マグマの噴出により
地中にはキンバーライトが円筒状に残りました。

これがダイヤモンドパイプと呼ばれる
ダイヤモンドが採れる場所です(キンバーライトパイプ鉱床)。

一方、長い年月にわたって雨や風によって
キンバーライトの地表は侵食されました。

その結果ダイヤモンドを含んだ砂礫(砂利)が、
川や海に流れ出し、

川床や海岸にダイヤモンドが採れる層を作り出しました(堆積鉱床、もしくは漂砂鉱床)。

宇宙、そして地球が何億年もかけて生み出した
奇跡の宝石、ダイヤモンド

あなたは、そのパワーを感じることができる
素晴らしい時代にここに生きています。

ぜひ、ダイヤモンドの美しさを
味わってみてください。

一点もののダイヤモンドはこちら
本日、21:00発売です。

http://nhs.handcrafted.jp/items/9018103